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10月の駅弁細見
2008年9月20日号
広島県広島市 広島駅/1050円
広島は、瀬戸内海の広島湾に臨む中国地方有数の大都市で、戦後は平和都市として発展。そして広島といえば、広島東洋カープ。その本拠地の市民球場が老朽化で来年3月閉場、現在、新球場を建設中。名残を惜しむ「ラストイヤー弁当」が4月から登場した。自慢の多彩な具入りの、もぐり寿司や穴子飯、うまい出し巻玉子など滋味の数々。球場の応援風景や新球場完成予想図などを盛り込んだパッケージも楽しい。創業百余年の広島駅弁当では、この駅弁の売上げの2%を新球場に寄付金として提供する。夢と感動をありがとう!


鶏唐揚は、通常の唐揚とモモ揚煮の2種類。モモ揚煮は片栗粉で揚げて濃い口醤油とみりん、砂糖、水飴入りの特製のタレを、大鍋を両手でゆすりながらからめる。あと黒コショウで仕上げる。

アナゴ煮は、上質のアナゴを開いてダシ汁で炊く。沸騰してから弱火で約1時間。しっかり味がついて、アナゴの旨みが引き出された白煮の状態で冷却する。これにタレをぬる。

ご飯はもぐり押寿司と押穴子飯の2種類。もぐり押寿司は、なんと、椎茸、蓮、ゴボウ、人参、フキ、栗、エビ、アサリ、竹の子の9種の具がたのしめる。

押穴子飯は、アナゴのタレで炊いた醤油飯。ほか枝豆、蓮根煮、一口がんも、煮ダコ、自慢の手焼きの厚い出し巻玉子など16種は、いずれも手抜きのない味。
アナゴのタレで炊いた醤油飯の上に、上質のアナゴを、伝来のタレでていねいに、柔らかく煮込んである。旨さが口中に広がるおすすめの逸品。カリッとした骨せんべい付き。

新幹線上りホームに2ヵ所、新幹線コンコース「朝菜夕菜」、南口売店、北口みどりの窓口前。広島バスセンター3階売店、試合実施日の市民球場内(ありがとう!市民球場ラストイヤー弁当のみ)。

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