意外と知らない?年末年始お参りの作法

除夜の鐘の由来、初詣のお参りのしかた、こんなに違う各地の初日の出時刻…。年末年始のイベントで、知っておきたい知識とマナーをご紹介!

除夜の鐘

一年を締めくくり、心穏やかに新年を迎える

除夜の鐘の由来
大晦日のことを除日(じょじつ)といい、その夜に行うため「除夜の鐘」と呼ばれる。「除」という言葉には古いものを捨て新しいものに移るという意味があり、心穏やかに新年を迎えようという願いが込められている。108回つかれることが一般的だが、希望者がつけるよう108回以上つくところもある。
なぜ108回つくの?
一般的には煩悩の数が108あり、それを祓うためにつかれるといわれている除夜の鐘。一年を表す月の数(12)、二十四節気(24)、七十二侯(72)、それぞれを足した数という説もある。さらに、四苦八苦(4×9と8×9を足した数)を表す数という説も存在する。
除夜の鐘はいつ、誰がつく?
旧年(大晦日)のうちに107回をつき、最後の1回を新年につくのが正式。お坊さんがつく場合もあるが、多くの寺院では一般の参詣者も鐘をつける。その希望者が多い場合は108回以上つくことも。また、有名な寺院では事前に整理券を配布したり、鐘つき料が必要な場合もあるので事前にチェックしよう。

初詣

年の初めのためしとて…おぼえておきたい参拝マナー

神社とお寺、参拝の違い
日本では古来から、外来である仏教と民族宗教である神道は共存してきた(神仏習合)。そのため初詣に行くのは神社でもお寺でも構わないとされている。ただ、拝礼の仕方に違いがあるので注意。「手水の作法」はお寺・神社共通だが、神社でのお参りは下記の「拝礼のしかた」を参考に。お寺に関しては柏手は打たず、静かに合掌してお参りしよう。
いつまでが初詣?
初詣の時期は諸説あるが、
・元日(1月1日)
・三が日(1月1日〜3日)
・松の内(1月1日〜7日)
上記3つが主流。大勢の人が集まる寺社にお参りする場合、元日では混雑するのでそれを避けるため時期が延びていったようだ。
古いお札やお守りを奉納する
神社にお参りの際は、旧年中お世話になったお札やお守りを持って行くのを忘れないように。古いお札やお守りを納める場所があり、そこにお返しすれば、お祓いののちお焚き上げをしてくれる。いただいた神社に返すのが望ましいが、場所が離れているなどで困難な場合は別の場所に奉納することも可能な場合が多いので、確認してみよう。
縁起物を買い求める
社務所で絵馬や破魔矢、おみくじを買い求めるのも初詣の楽しみ。絵馬は願い事を書いた後に奉納。おみくじも所定の場所に結ぶのが一般的だが、書かれていることを忘れないよう持って帰ってもよいとされている。破魔矢は持ち帰り神棚などに飾り、翌年の初詣に奉納するようにしよう。

手水の作法

参拝の前は手水舎(ちょうずや)でお清めを。洗い方には作法があるのでしっかりおぼえておこう。

左手を洗う
備えられている柄杓を右手に取って水を汲み、左手に注いで洗い清める。
右手を洗う
柄杓を左手に持ち替えて水を汲み、右手に注いで洗い清める。
口をすすぐ
柄杓を右手に持ち替え、左の手のひらにひと口ぶんの水を受け、口をすすぐ。柄杓に口を付けないように注意。
柄杓を立てて清める
口をすすいだ左手をもう一度洗い清め、柄杓を立てて残った水で柄杓を洗い流して清める。
元の位置に戻す
すべてのお清めを終えたら、使用した柄杓を元の位置にきちんと戻す。

拝礼のしかた

神社で参拝する際の手順。「二拝二拍手一拝」の順が一般的だが、特殊な拝礼をするところもある。

ご神前に立つ
ご神前にまっすぐ立ち、心を落ち着かせてから前に進み、姿勢を正す。鈴がある場合はここで鳴らし、さい銭を投げ入れる。
「拝」を2回
背筋を伸ばしたまま、腰を90度近くまで折って「拝」を2回行う。
右手をずらして拍手
手を合せ、右手を少し下にずらしてから手を2回打ち合せる。
手を合せてお祈り
打ち終わったら、右手を元に戻し、手を合せたまま静かに祈る。
最後に「拝」を1回
最後に、やはり背筋を伸ばしたまま、「拝」を1回する。

初日の出

どこがいちばん早い?初日の出鑑賞の場所と時間

日の出時間は東のほうが早い?
太陽は東から昇るので、東に行けばいくほど初日の出が見られる時刻は早くなる。ただし地軸の傾きの関係で、冬になると東南東の方向から太陽が昇る。このため北海道よりも、本州の千葉県のほうが早く日が昇る。夏は東北東から日が昇るため、北海道のほうが早くなる。
初日の出と高さの関係
高いほうが遠くまで視界が開けるので、本州では富士山で一番早く初日の出を見ることができる。日の出時刻は6時42分で、地上と比べると約9分早い。東京タワーの展望台でも地上と比べると約2分早く日の出が見られるので、早く見たい人は高いところで初日の出を見るのがおすすめだ。
初日の出の早い場所、遅い場所
日本でいちばん早く初日の出が見られる場所は、太平洋上の南鳥島。人が住んでいる場所では、小笠原諸島の母島になる。本州の平地でいちばん早く見られるのは、千葉県の犬吠埼。逆にいちばん初日の出が遅くなるのは与那国島で、南鳥島との差は2時間以上にもなる。

おもなスポットの初日の出時刻

エリア 名称 初日の出時刻
北海道根室市 納沙布岬 6時50分
宮城県松島町 双観山 6時51分
千葉県銚子市 犬吠埼 6時46分
東京都小笠原村 南鳥島 5時27分
東京都港区 東京タワー 6時48分
東京都墨田区 東京スカイツリー(R) 6時46分
静岡県富士宮市 富士山山頂 6時42分
静岡県御前崎市 御前崎海岸 6時52分
愛知県名古屋市 名古屋テレビ塔 7時00分
三重県菰野町 御在所岳 6時56分
大阪府泉佐野市 関空展望ホール「スカイビュー」 7時05分
高知県室戸市 室戸岬 7時05分
福岡県福岡市 福岡タワー 7時21分
沖縄県与那国町 東崎 7時30分

近くの初日の出時間を調べてみよう!海上保安庁「初日の出情報」はこちら

※初日の出時間は2018年のものです。

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