妙高山と火打山の両峰を中心に裾を広げる妙高高原には、森林、池、湿原、渓谷、滝などをめぐる、変化と魅力に富む数多くのウォーキング・コースがある。清涼な空気に包まれ、いまを盛りと咲き競う高山植物を愛でながらの散策を満喫した後には、癒し効果抜群の名湯が控えているのも心強い。

やわらかな表情を見せるハクサンコザクラ
高谷池ヒュッテの三角屋根と
ハクサンコザクラの鮮やかなピンクに彩られた
高谷池の湿原
初級者向けには、池の平のいもり池周辺の散策がおすすめだ。春のミズバショウが有名だが、夏の池面を彩るスイレンも美しく、周囲には白樺林の中に遊歩道がのびている。7月上旬にかけてキンポウゲの黄色い花が咲き乱れる笹ヶ峰周辺は、ハイカーにはおなじみのフィールド。そこからひと足のばした乙見湖畔の夢見平は、ブナやカラマツの自然林、湿原などを歩く静かな森林浴コースで、笹ヶ峰と組み合わせた一日コースに最適だ。
降り注ぐ夏の太陽のなか
清冽な水をたたえる
いもり池では
妙高山の秀麗な姿と
蓮の花が競演する
もう少し歩き応えのあるトレッキングなら、燕温泉から北地獄谷折り返しで3本の秘滝とブナの純林を訪ねる1日コース、赤倉または燕温泉から妙高山〜火打山〜笹ヶ峰と縦走する本格的な1泊2日の登山コースもある。
この妙高高原の魅力を最大限に楽しんでもらおう、と発足したのが「妙高自然ソムリエ」。妙高の山と自然の魅力を知り尽くし、訪れる人々の要望に応え、コースの道案内やコーディネートまでをこなす山里案内人の会である。この夏、妙高自然ソムリエと歩いて、"妙高高原の達人"になってみてはいかがだろう。