京都の街に沁み込んだ「ほんまもん」を見抜く
「ほんまもん」が有るのだから、当然、「にせもん」もある。と言うより、京都の街では、ほんまもんを見つけるより、にせもんに出くわす機会の方が圧倒的に多い。嵐山、清水界隈、有名観光地は言うに及ばず、近頃人気の西陣町家にも、アヤシイ店やモノが溢れている。
では、「ほんまもん」と、「にせもん」をどう見分けるか。これは意外に簡単。“如何にも”な京都らしさを強く打ち出すのが、「にせもん」の証だ。
お店の看板、店名より、「京」の字が大きい、或いは、店の人がやたら京都弁を使う。など、必要以上に「京都」してる店はアヤシイ。
ほんまもん、の京都は、決して「京」を謳わない。謳わなくても、「京」がしっかり沁み込んでいるからだ。
京都。千二百年の都である。長い歴史を持つ店や場所。そこに、ほんまもんが息づいているのは間違いない。だが、歴史の浅い店にも、ほんまもんは有る。
京都を訪れて、ほんまもんに出会う旅。観る、触れる、食べる。様々なほんまもんを、これから幾つか紹介していこう。 |
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PROFILE
柏井壽 かしわいひさし
歯科医・エッセイスト。旅好きで食通。『京都の値段』(プレジデント社)、近著に『極みのひとり旅』(光文社新書)など。テレビ朝日系列の番組「旅の香り時の遊び」の旅監修も担当。
撮影:ハリー中西
協力:JR東海ツアーズ
| ◆次回は、豆腐・コーヒー・豆餅と“豆”をテーマにご紹介予定。お楽しみに。 |
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