エリア情報
スペインは、イベリア半島の大半を占めるスペイン本土、バレアレス諸島、カナリア諸島から構成され、さらに対岸の北アフリカにセウタとメリーヤの2都市を有する。気候は内陸部と北部、東部の3つのエリアに分けられ、高原地が広がる内陸部は寒暖の差が激しく、海洋性気候の北部は雨量が多い。南部のアンダルシアは真夏の暑さがとても厳しい地域である。公用語はスペイン語だが、ほかにカタルーニャ語、バスク語、ガリシア語なども使われている。ヨーロッパとアフリカの架け橋であるイベリア半島は、古来さまざまな民族が行き交い文化の融合が進んだ。西ゴート族の侵入以降、カトリックの国として歩み始めたスペインは、711年にアフリカからイスラム軍の侵入を受けた。この際にイスラム文化や建築、美術などが国内に流れ込み、現在でもさまざまなイスラム美術を目にすることができる。16~17世紀の黄金時代には、スペインを経て莫大な富がヨーロッパにもたらされたほか、芸術擁護も盛んになった。アントニオ・ガウディ(建築家)、パブロ・ピカソ(画家)、サルバドール・ダリ(画家)、パブロ・カザルス(音楽家)など多くの芸術家を輩出した国でもある。
四季
春(4~5月)は平均気温が13~15℃と過ごし易く、秋(10月)とともに旅行に最適なシーズンである。夏は非常に暑く気温が平均30℃まで上がるが、日陰に入ると嘘のように涼しい。冬は雨が多く、寒さも厳しく底冷えがする。
時差
[スペイン本土]日本との時差は-8時間。スペインの方が遅れている。サマータイム期間(3月31日~10月27日)は-7時間。*2019年情報、サマータイムは3月最終日曜日から10月の最終日曜日まで[カナリア諸島]日本との時差は-9時間。スペインの方が遅れている。サマータイム期間(3月31日~10月27日)は-8時間。*2019年情報、サマータイムは3月最終日曜日から10月の最終日曜日まで
祝祭日
2019年 1/1(元日),1/7(主顕節),4/18※(聖木曜日(カタルーニャ州を除く)),4/19※(聖金曜日),5/1(メー デー),8/15(聖母被昇天祭),10/12(イスパニア デー),11/1(万聖節),12/6(憲法記念日),12/8(無原罪の御宿りの祝日(聖母受胎祭)),12/25(クリスマス)
[※は移動祝祭日]
2020年 調査中
チップ
有
ホテル:ポーターは荷物1個につき1ユーロ、ルームメイドは1~2ユーロ程度レストラン:5~10% バルでは数ユーロタクシー:1ユーロ程度
※トイレ 0.5ユーロ
名物・お勧め料理
生ハム、ガスパチョ(冷たいスープ)、トルティージャ(オムレツ)、パエリア、セゴビア風仔豚の丸焼き、サルスエラ(魚介の寄せ鍋)、サングリア、カヴァ(スパークリングワイン)、ワイン、ヘレス(シェリー酒)など
土産品
リヤドロの陶磁器をはじめとする陶磁器、トレドの象嵌細工、グラナダの寄木細工などの各地伝統工芸品、革製品
プラグタイプ
A(American),C(Continental),SE(Schuko type with earth)
飲み水
可
水道水は飲めるが、ミネラルウォーターの方が望ましい。