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おでかけニストの連載コラム

三つ星カフェの小さな幸福

cafe MIHARUの窓から、梅の花ごしに海。ひねもすのたりのたりかな。

cafe MIHARUの窓から、梅の花ごしに海。ひねもすのたりのたりかな。
昭和25年創業の老舗料亭の2階が、情趣豊かなカフェとして開かれている。小さな洋間と、それに続く広いお座敷。明るい窓辺には梅の花が香り、その向こうに海のきらめきがある。おすすめは1階料亭で名物「笹ポーク巻きごはん」のランチを楽しんでから、2階カフェで丸山珈琲の豆を使ったスペシャルティコーヒーとスイーツで寛ぐこと。

「三春」の1階は迷路のような廊下が続く料亭

「三春」の1階は迷路のような廊下が続く料亭
JR日立駅の海側に位置する「三春」は、70年近い歴史を持つ風情ある佇まいの料亭。2011年の東日本大震災によってその建物は惜しくも倒壊してしまったが、幸いにして厨房部分は残っていた。再開を模索しながら若女将が2013年にスタートさせたのが2階を利用したカフェ「オキーフと三春」である。

カフェ「オキーフと三春」2013年2月~2016年11月

カフェ「オキーフと三春」2013年2月~2016年11月
東京からカフェの助っ人として招かれたのが、通信販売を中心にスイーツ「O'Keeffe(オキーフ)」を手がけていた井上さん。オキーフとはもちろん画家ジョージア・オキーフに由来する。
「ふと食べたくなるスイーツ」をテーマに、ほっとする味を生みだすオキーフのお菓子。丸山珈琲の豆を扱う下北沢のCOFFEA EXLIBRIS(コフィア・イクスリブリス)から仕入れるスペシャルティコーヒー。井上さんが所有する書物やアート作品、うつわの数々。それらが相まって、古びた風情ある建物の2階が魅力的なカフェに変身した。
地元の人でも「あそこにそんな素敵なカフェが…?」と驚くような知る人ぞ知る存在ではあったけれど、このカフェのファンの人々は、コーヒーとスイーツを楽しみに、あるいはそこで催されるさまざまなイベントに参加するために、たびたび2階を訪れていたようだ。

「cafe MIHARU」2016年12月~現在

「cafe MIHARU」2016年12月~現在
井上さんは2016年11月をもって東京に戻り、2階は翌12月から「cafe MIHARU」となって新たなスタートを切った。といっても、空間の風情はそのままだ。コーヒー豆は引き続きCOFFEA EXLIBRIS、スイーツはオキーフからも、若女将が好きだという滋賀県のスイーツ職人などからも届けられる。

手間ひまかけた「笹巻きごはん」は絶品!

お店の魅力をまるごと楽しむには、まず1階料亭で笹巻きランチ(1500円・前日までに要予約)を堪能し、その後に2階カフェに上がってコーヒーとスイーツでのんびりするのがおすすめだ。
笹巻きごはんは2種類。大人気の「笹ポーク巻ごはん」は、茨城県のブランド豚「常陸ローズポーク」を秘伝のたれでじっくりと煮込み、どんこ椎茸と合わせて、もち米と笹の葉で包み込んで蒸し上げるもの。先代の時代から三春名物だったという「笹鰻巻きごはん」には、浜名湖産のウナギが使われている。通信販売も受け付けてくれるので、電話でお問い合わせを。
南と東の窓からは海のきらめきが見えている。西の地窓の白い障子には、たえず竹の葉がさらさらと揺れて柔らかな影をつくる。満開の梅の花を前にしてコーヒーを飲んでいると、食いしん坊のメジロがつがいで飛んできた。花から花へとメジロが跳ね回るのを眺めながら、ひねもすのたりのたりしていたくなる空間なのだ。
キーワード :
スイーツ
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cafe MIHARU

カフェ ミハル

住所 茨城県日立市旭町2-8-14
TEL 0294-22-1567

公共交通

JR常磐線「日立」駅・海岸口より徒歩3分

駐車場

あり

時間

1階 予約制ランチ11時30分~14時30分、2階 カフェ11時30分~16時LO

休み

月曜・火曜

URL

https://www.facebook.com/okeeffetomiharu/

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