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おでかけニストの連載コラム

温泉ビューティ研究家・石井宏子のキレイになる温泉旅

ここにしかない温泉に入りたくて【長野県・白骨温泉】

ここにしかない温泉に入りたくて【長野県・白骨温泉】
お湯が塊になって盛り上がってくるかのように、たっぷりとかけ流されている温泉。青白い温泉がスローモーションのように迫ってきます。この湯船にざぶんとつかりたくて、電車やバスを乗り継いで旅をしてきた今宵の宿は、白骨温泉の小梨の湯 笹屋。入る瞬間は、ちょっと、熱い?ちょっと、強い?と感じるのですが、いったんお湯に入ってしまうと気持ち良すぎて出たくない。何度も何度も浸かりたい。いえ、できることなら、ずっとこの温泉に包まれていたい。そんな風に感じてしまうから不思議です。

温泉が創り出す“芸術”

温泉が創り出す“芸術”
この温泉の湯船の淵、まるで芸術作品のようです。これは温泉の石灰華とよばれるもので、湯船が白い船になるから白船温泉、それが後に白い骨、白骨温泉という名前になったそうです。白骨温泉は敷地に源泉をもっている宿が多くて、色や感触など少しずつ違うというのも楽しみです。そして、笹屋の温泉は、笹屋でしか入れない唯一無二の温泉というわけです。泉質は、含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。カルシウムが多い炭酸水素塩泉で、これが石灰華となって天然のアートになっていきます。湯殿へ行くと硫黄の香り。硫黄は合計19.8mgあり、血行促進してめぐりをサポートします。肌に優しいpH6.7の中性。湯上りはさらっとします。32.5℃の源泉を加温して、湯船へとかけ流し、加水・循環はしていません。

落ち着ける古民家風のお部屋

落ち着ける古民家風のお部屋
上品な和室のたたずまいに、どっしりとした太い梁。襖絵が描かれていたり、笹をかたどったお菓子が置かれていたり、女将さんの細やかなセンスがうかがえます。白骨温泉は標高1400m。3月とはいえ、春まだ浅く、白樺の森はまだ雪に覆われていました。「まだお寒いですから、浴衣はこたつの中で温めてあります」と女将さん。なんともうれしいおもてなしです。

山里の恵みのごちそう会席

山里の恵みのごちそう会席
山の中の宿だからと、海のものは一切使わないこだわりの夕食。前菜には珍しい黄金のいくら。これはヤマメの卵で、ぷちぷちとした食感が楽しい。信州サーモンのお刺身は、しっとりと旨味があって感激。せっかくなのでと、松本の地酒「アルプス正宗」をお願いしたら、竹筒に入って出てきて、旅情緒が盛り上がりました。

ふわっふわの自家製そばがき

ふわっふわの自家製そばがき
笹屋の名物料理のひとつ、自家製のそばがき。これが、驚きのふわふわさ。そばがきというと、もっちりしたイメージがありましたが、これはもう、口に入れた瞬間にふわっと淡雪のように溶けていく感じ。そばの香りが広がって美味しい。もうひとつの名物は、ご主人が3年かけて熟成した自家製味噌を使って、3時間かけて作るという、名物の岩魚の笹蒸し。骨までほろほろで、ごはんにもお酒にもぴったり、

温泉粥と極旨のお味噌汁の朝食

温泉粥と極旨のお味噌汁の朝食
極上の温泉に入ると、心も体もすっきりしてお腹がすきます。ここは朝食も楽しみ。温泉で炊いたとろとろの温泉粥は、こくのある味わいで内臓が温まってきます。そして3年熟成の自家製味噌の美味しさに再び感激。お味噌汁の深い味わいに驚きます。体の中まで元気になって、肌もつやぴか。心身再生の一夜でした。
キーワード :
ヘルシーごはん
温泉
女子
癒される
季節を楽しむ
グルメ
投稿者情報

温泉ビューティ研究家 石井宏子

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