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おでかけニストの連載コラム

温泉ビューティ研究家・石井宏子のキレイになる温泉旅

温泉から千本桜の絶景~奈良県・吉野山温泉 湯元 宝の家~

温泉から千本桜の絶景~奈良県・吉野山温泉 湯元 宝の家~
これ、夢だったんです。「温泉から吉野山の千本桜を眺めてみたい。」本当にそんなことが叶うのかと夢に描きながら、半年前から狙いを定めて、この露天風呂がある湯宿・吉野山温泉「宝の家」の予約を取りました。奈良県・吉野山温泉は、吉野山の中の千本の「泉湯谷」に泉源があります。650年以上前に後醍醐天皇のために吉野山の人々が湯小屋をたてたという記録もあるほど歴史が長く、今もこんこんと湧き続けている温泉です。源泉温度が16℃と低いので加温循環しているのですが、二酸化炭素ガス762mg、メタけい酸56mgで、とてもよく温まる温泉でした。そして、なによりも、この桜色の絶景にうっとり。この夢の中にいるようなウキウキする気持ちこそが心のデトックス、脳のアンチエイジングになるのだと思います。

部屋からも中の千本桜が一望

部屋からも中の千本桜が一望
これ、部屋の窓からの風景です。「わーーーーー」と窓に駆け寄ったきり、しばし無言になってしまいました。独特の淡い桜色が何とも言えず儚げで、これまで見た、どの桜とも違う美しさ。吉野山の桜は「シロヤマザクラ」で、実は、日本の山の野生の桜の原種です。特徴は、先に赤い葉が出て、淡い桜色の花が咲き、花が散ると赤い葉が緑に変わり、新緑の葉が出るのだそうです。神秘的ですね。この独特のグラデーションはシロヤマザクラならではというわけです。ソメイヨシノが日本の桜の代表と思っていましたが、これは、江戸の染井町の植木職人さんが品種改良して誕生させた新品種で、桜の代表・奈良の吉野山にちなんで命名したのだそうです。

日暮れになると桜色がぐっと妖艶に

日暮れになると桜色がぐっと妖艶に
日暮れになると、ドキッとするほど、桜の色が妖艶に変わって見えました。中千本の谷の向こうは如意輪寺。枝垂桜がライトアップされて浮かび上がります。この日は、満月の翌日。山から大きな月が昇り幻想的な月光浴の桜温泉を楽しむことができました。

秘仏・金剛蔵王権現様の特別御開帳

秘仏・金剛蔵王権現様の特別御開帳
宿は中千本のメインストリートの真ん中。外に出ると総本山・金峯山寺蔵王堂の参道です。ぶらりとお散歩にでかけました。5月7日まで行われている金剛蔵王権現さまの特別御開帳。迫力のある気高い威厳のあるお姿にとても力をいただきました。
参考サイト:総本山・金峯山寺

吉野といえば本葛のくずきり~。

吉野といえば本葛のくずきり~。
吉野山で絶対に食べたいと思っていたのが、吉野の本葛のくずきり。出来立てをつるつるっといただきたかったのです。八十吉の店の奥で、吉野山の人たちの暮らしをちょっと垣間見せていただけるような集落の風景を眺めながらいただきました。ぽつりぽつりと咲く桜も素敵。本場でいただく吉野のくずきりは、つるつるとしたのどごしと弾力、なめらかさが秀逸。感無量のスイーツでございました。
参考サイト:八十吉

如意輪寺の枝垂桜

如意輪寺の枝垂桜
如意輪寺の枝垂桜がちょうど満開。高台から見渡す中千本の風景もまたすてきです。

吉野駅までてくてくと桜散歩

吉野駅までてくてくと桜散歩
如意輪寺を散策して、そこから中千本の小道へと下り、てくてくゆっくり歩いても1時間ほど。帰りはゆっくり下りなので、ちょうどよいお散歩です。桜は満開に向かっていく時期は、刻一刻と変わる山の色を楽しみ、満開が過ぎれば、谷を渡る風に舞う桜吹雪と、「毎日違う楽しみがあります」と宿の女将さんに教えていただきました。そして、吉野山は下千本、中千本、上千本、奥千本と、1か月くらい、山のどこかで桜が咲いているという場所ですので、今年なら、今すぐ!そして、来年を狙う方は、半年前くらいからは計画して、ぜひ、お泊りで夜の妖艶な吉野山の空気も楽しんでみてください。

お土産は柿の葉寿司

お土産は柿の葉寿司
吉野葛ももちろん、買い込みましたが、もうひとつのお土産は「柿の葉寿司」。いろいろな店があって悩みましたが、今回は“2日目が美味しい”と評判の「ひょうたろう」にしてみました。お店の前を通りかかった時の「酢飯」の香りに引き寄せられたのです。1日目は酢飯の爽やかさと塩のパンチが感じられましたが、2日目は、全てが馴染みまろやかに。2度楽しめるご馳走でした。
参考サイト:ひょうたろう
投稿者情報

温泉ビューティ研究家 石井宏子

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