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戦前・戦中編 ■終戦直後編 ■戦後編1 ■戦後編2 ■戦後編3 ■戦後編5 ■昭和後期編
時刻表復刻版
戦後編5
〈2002年2月新刊発売〉
定  価:本体14,700円(税込)
B6判/函入6冊セット(分売不可)
鉄道が復興に向けて歩み始めた時代
 昭和20年代、日本は第二次世界戦争という苦難のトンネルをようやく抜け出し、文化も経済もそして鉄道も復興に向けて着々と歩み始めた。壊滅的な状況からの出発だっただけに、なにかと「戦後初」という言葉を冠して歓迎される出来事も多かった。今回は、そんな再生の槌音が感じられる時刻表6冊をピックアップしている。

1948年7月号


1952年5月号


1949年9月号


1953年3月号

 昭和23年、政府は「鉄道五か年計画」を礎として鉄道の再整備に着手した。昭和23年7月号では戦後初の本格的ダイヤ改正が行われ、通勤列車、急行、準急などを中心に大幅な増発がなされた。
 国鉄が発足して3ヵ月後の昭和24年9月号では、戦後初の特急『へいわ』が誕生。東京〜大阪を9時間で結び、最後尾に展望車、中間に食堂車を配した点は、明るい兆しを感じさせる試みであった。
 少し飛んで、鉄道開業80周年を迎えた昭和27年5月号では、サンフランシスコ講和条約の締結により、今までの駐留軍専用だった「豪華編成列車」の一部が「特殊列車」として一般開放されるようになり、占領政策の軟化が垣間見えた。
 昭和28年3月号は、東海道・山陽・山陰本線、九州全線での全面的なダイヤ改正号。特急『かもめ』が10年ぶりに復活し、運行区間は以前と異なる京都〜博多間であったが、初めて九州に特急が入るという快挙をもたらした。
 さらに、国鉄路線の総延長距離が20,000キロを超えた翌年、昭和29年10月号では先述の「特殊列車」が普通急行に転用され、「西海」「早鞆」「十和田」「洞爺」などの愛称名急行が誕生。また、ダイヤ改正は東北、常盤、奥羽、中央、房総東西、紀勢、鹿児島などの各線に及び、全国的規模となった。
 そして最後の昭和30年8月号は東海道本線大改正号。同年7月20日より名古屋〜米原間で電化運転が開始された結果、豊橋〜大阪間を始め、二俣線、飯田線、奈良線、北陸本線(米原〜金沢)など東海道本線がらみの各線でダイヤ改正が行われた。


1954年10月号


1955年8月号

 また、付録として昭和31年11月、34年9月改正の東海道・山陽本線列車ダイヤグラム、さらに曽田英夫氏による運輸史・時刻表解説をお届けする。
時刻表復刻版[戦後編5]の構成
1948(昭和23)年7月号(通巻269号)
鉄道五か年計画。戦後初の本格的ダイヤ改正
2 1949(昭和24)年9月号(通巻283号)
特急「へいわ」誕生。東京〜大阪9時間
3 1952(昭和27)年5月号(通巻315号)
鉄道開業80周年。駐留軍専用列車が一般開放
4 1953(昭和28)年3月号(通巻325号)
特急「かもめ」10年ぶりに復活
5 1954(昭和29)年10月号(通巻344号)
「西海」ほか愛称名急行誕生
6 1955(昭和30)年8月号(通巻354号)
東海道本線大改正号。名古屋〜米原電化運転
付録 昭和31年11月、34年9月改正の東海道・山陽本線ダイヤグラムほか