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短期決戦で作成した本が出来上がった。小さいけれどSLの復活に寄せる人々の熱い想いがいっぱいつまった、ほんわかとしたカイロのような本に思えてならない。
「SL」復活の文字を見ればなるほどと思うのであるが、よくよく我が国におけるSLの復活を振り返ってみると、大井川鐵道のB6や「SLやまぐち号」のC57形1号機にしても、復活からもうすでに20年以上の歳月が流れている。これは、ひとつの歴史であるし、大いなる実績でもある。
取材をしてくださった方々の感想は、「昔の話が以外にも聞けなかった」ということだ。いわゆる井戸を掘った人の存在を知ることが難しかったのである。復活当時にかかわった方はすでに引退されていることが多く、当時のことをしっかり記録に残している鉄道会社、自治体はまれなようだ。さまざまな物事が急速に変化していく時代にあっては、仕方のないことなのかもしれないが、「残すことの大切さ」をあらためて、痛切に感じた。その反面、存続するための手法や新たな取組みが確立されていることを知って大いに感動したと言う。
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