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るるぶ 谷中 根津 千駄木 上野 浅草
長屋が続く細い路地や坂道を行き交う人々・・・昭和を彷彿とさせるノスタルジックタウン「谷中・根津・千駄木」をはじめ、東京の下町をガイド。
このエリアは、下町の粋な風情を残す町を歩いて出合える、文豪に愛された伝統の味や職人の技が光る手づくりの品も楽しみ。
これからの季節はお祭りも目白押しだから、のんびりお散歩に出かけよう!
・AB判 ・112ページ ・840円 目次はこちらから
『知っていればなお楽しい!「谷根千」のい・ろ・は』を掲載
い おばけのだんだんと千駄木ふれあいの杜
 おばけのだんだんは近所の子どもたちが呼ぶ小さな陽の当たる石段。千駄木の高台からふれあいの杜に通じている。千駄木ふれあいの杜は江戸城を築いた太田道灌ゆかりの地。広大な屋敷森の一部(300坪)が、手つかずの自然のままに残されている。9〜17時(10〜3月は〜16時)
ろ 平和地蔵と三四真地蔵
 谷根千も戦災に無縁ではない。1945年3月4日早朝の空襲、千駄木の防空壕を直撃した爆弾は中にいた23人の命を一挙に奪い、谷中三崎町、初音4丁目、真島町の死者は一瞬で70余名にのぼった。ここでは毎年慰霊祭が行われている。
は 富士神社の山開き
 山には神様がいる。江戸時代、富士信仰の歴史は深く、登山のかなわないものが参詣する富士塚が各地にある。駒込富士もその一つ。静岡の浅間大社にあわせ6月30日、7月1、2日が山開きの縁日。水の守護神麦藁蛇と麦藁雁はこの日にしか手に入らない。
に 不忍ブックストリートの
一箱古本市

 本と散歩が似合うこの街に吹く新しい風。世界初の試み「一箱古本市」は、新刊書店と古書店と読者の三身一体参加型の一日だけの古本まつり。年に1回。不忍通り沿いにて。
ほ 大観音光源寺の
ほおずき千成り市

 毎年7月9、10日の二日間、観音様のご利益を四万六十千日分いただける縁日が開かれる。手作り屋台と数々のパフォーマンス。
へ 菊まつりと笠森お仙
 10月半ばの土日に、谷中大円寺で行われる菊まつり。住職等の雅楽演奏、出雲蓉による篝火の中の地唄舞は必見。境内には江戸美人で名を馳せたお仙の碑が残る。この寺、アトピー・皮膚病に霊験ありと伝えられている。
と 日暮里富士見坂から望む
ダイヤモンド富士

 都心で唯一富士山が望める富士見坂。11月中旬と1月下旬、その頂きを転がるように沈む夕日の輝きと、沈んだ後に浮かび上がるシルエットの美しさから「ダイヤモンド富士」と呼ばれる。
ち 千駄木の郷(さと)ラウンジのステンドグラス
 文京区特別養護老人ホーム千駄木の郷のラウンジは誰でも利用できる(日曜を除く、10〜15時)。市民団体が運営する喫茶店ではコーヒー、紅茶200円〜、軽食400円〜。必見は、本郷にあった十河(そごう)信二(元国鉄総裁)邸から移設されたステンドグラスとマントルピース。昭和12年のものだ。
り 家庭に眠る小さなフィルムのための祭典「ホームムービーの日」
(毎年8月の第2土曜)

 '03年に映像アーキヴィスト協会(本部:アメリカ)が制定したこの日に、世界各国で家庭に眠るフィルムを上映する国際的なイベントの、日本初開催地は根津だった。'06年は8月12日、上野桜木町にある大正期の木造住宅、市田邸で開催。
ぬ 圓朝寄席と
幽霊画展示

 毎年8月の1か月間、三遊亭圓朝の菩提寺、谷中全生庵では圓朝コレクションの幽霊画に風を通す。夏を涼しく、これが圓朝まつりのはじまり。8月11日の圓朝忌を中心にいくつもの落語会も企画される。
る 秋の風物詩
谷中芸工展

 10月上旬に「まちじゅうを展覧会場に」一風変わった催しが開かれる。ギャラリーはもちろん、自宅を会場に路地の暮らし公開や街角ワークショップ、演劇、映画。歩くあなたも作品に。
を 除夜の鐘
 12月31日の鐘音の大合奏は江戸の名残り、谷中の風物。日暮里の養福寺、谷中の宗林寺、全生庵、妙行寺、瑞輪寺。足を延ばせば上野寛永寺と上野公園内の時の鐘も